乾直恵(読み)イヌイ ナオエ

20世紀日本人名事典 「乾直恵」の解説

乾 直恵
イヌイ ナオエ

昭和期の詩人



生年
明治34(1901)年6月19日

没年
昭和33(1958)年1月13日

出生地
高知市潮江町

学歴〔年〕
東洋大国文科卒

経歴
「椎の木」「文芸レビュー」「新作家」などに関係し、また「詩と詩論」「四季」などに詩を発表し、昭和7年「肋骨と蝶」を刊行。以後「花卉」(昭10)、「海岸線」(昭30)を刊行。没後、全詩集「朝の結滞」が刊行された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「乾直恵」の解説

乾直恵 いぬい-なおえ

1901-1958 昭和時代の詩人。
明治34年6月19日生まれ。はじめ百田(ももた)宗治の「椎の木」同人。昭和9年高祖保(こうそ-たもつ)と「苑(その)」を編集,独自の叙情詩をつくる。戦後は病床生活をつづけ,30年「海岸線」を発表。昭和33年1月13日死去。56歳。高知県出身。東洋大卒。没後に全詩集「朝の結滞」が刊行された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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