二ッ森貝塚(読み)ふたつもりかいづか

日本歴史地名大系 「二ッ森貝塚」の解説

二ッ森貝塚
ふたつもりかいづか

[現在地名]天間林村榎林 貝塚家ノ前

小川原おがわら湖へ注ぐ七戸しちのへ川の支流あか川の右岸にあたり、標高約三〇メートルの舌状台地上にある。縄文時代前期末から中期末にかけての貝塚遺跡であり、現在も貝塚かいづか集落の南東と西側の地域にはおびただしい量の貝殻が散在している。

明治二〇年(一八八七)学界に初めて紹介され、以後八回にわたり発掘調査が行われている。出土遺物は地区によって異なり、貝類をみると汽水性のヤマトシジミを主体とする区域と、鹹水性のものの多い区域とがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android