日本歴史地名大系 「二丈町」の解説 二丈町にじようまち 福岡県:糸島郡二丈町面積:五七・〇七平方キロ糸島郡の南部に位置し、東西に長い。北は玄界灘に面し、東は前原(まえばる)市、南は背振(せふり)山地を境に佐賀県東松浦(ひがしまつうら)郡七山(ななやま)村、西は同郡浜玉(はまたま)町。北部の海岸線は白砂青松の景観が続き、深江(ふかえ)・大入(だいにゆう)・福吉(ふくよし)・鹿家(しかか)の各漁港がある。一貴山(いきさん)川・羅漢(らかん)川が北流する東部の平地を除けば山がちで、町域のほぼ中央に二丈岳(七一一・四メートル)、七山村境には女(め)岳(七四八メートル)・浮(うき)嶽(八〇五・二メートル)・十坊(とんぼう)山(五三五・四メートル)などが連なる。海岸沿いを東西にJR筑肥(ちくひ)線が通り、東から一貴山駅・筑前深江駅・大入駅・福吉駅・鹿家駅がある。道路は海岸沿いを国道二〇二号が東西に通るほか、深江市街から南東に延びる主要地方道大野城―二丈線、西部の吉井(よしい)から南に延び七山村に抜ける県道藤川(ふじかわ)―二丈線などがある。また筑肥線・国道二〇二号の南を二丈浜玉有料道路が通り、深江ランプ・吉井ランプ・鹿家ランプがある。古代以来怡土(いと)郡に属し、深江・一貴山地区では条里の遺構が確認されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by