二上山(富山県)(読み)ふたがみやま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「二上山(富山県)」の意味・わかりやすい解説

二上山(富山県)
ふたがみやま

富山県北西部、高岡市と氷見市(ひみし)の境にある第三紀層の山地。西は海老坂(えびさか)峠で西山に境する。二上山(274メートル)を主峰とし、城山(258メートル)とその北東大師(だいし)ヶ岳(253メートル)を遠望すると二つのこぶ山にみえる。山地の北東部は急崖(きゅうがい)となって富山湾に臨み、雨晴(あまはらし)海岸がある。越中守(えっちゅうのかみ)大伴家持(おおとものやかもち)がこの山を詠んだ歌があり、一帯には家持の像、仏舎利塔万葉植物園などがある。能登(のと)半島国定公園の一部で、ドライブウェー二上山万葉ラインが通じる。

[深井三郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android