物まね(読み)ものまね

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「物まね」の意味・わかりやすい解説

物まね
ものまね

他人や動物などの身ぶり,声などを模倣すること。人間が社会生活をおくるための諸条件を「学習」するのも物まねの一部であるが,芸術方面では,演劇演技術へと展開する源でもある。この物まねが,言葉の芸術である文学を包含したとき,現代的な演劇としての形式を整えたことになる。一方,単なる外見の物まねに徹することによって,パントマイムとなっているものもあり,また,声色 (こわいろ) ,声帯模写など,寄席演芸の一つになっているものもある。 1980年代後半にはテレビのバラエティーショーなどで物まね芸が大ブームを呈した。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「物まね」の解説

物まね
(別題)
ものまね

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
ものまね
初演
万治2.11(江戸・松平大和守邸)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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