二十日正月(読み)ハツカショウガツ

精選版 日本国語大辞典 「二十日正月」の意味・読み・例文・類語

はつか‐しょうがつ‥シャウグヮツ【二十日正月】

  1. 〘 名詞 〙 正月二〇日のこと。正月の祝いとして食べた塩鰤(しおぶり)の骨や頭を大根大豆酒粕といっしょに煮たり、団子(だんご)を入れた粥を作ったりして食べたので、骨正月・団子正月ともいう。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「小春にも廿日正月やえひす講〈野双〉」(出典:俳諧・続連珠(1676)冬上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の二十日正月の言及

【正月】より

…大晦日から元日にかけての行事に主体があるが,ほぼ1月いっぱい続く。行事の流れは,1日を中心にする大正月と,15日を中心にする小正月とに大別できるが,このほか7日の七日正月,20日の二十日正月を重視する場合もある。12月はすでに正月の始まりで,東北地方北部では,12月中に神仏の年取りがある。…

【年棚】より

…神供としては,白米,鏡餅が主であるが,その他に神酒,干柿,昆布,するめ,乾魚などを供える土地も多い。〈年神さまは正月14日夜にお帰りになる〉として,この夜に年棚を片づける土地もあるが,二十日正月(はつかしようがつ)をもってまつりおさめとする土地も多い。正月【直江 広治】。…

※「二十日正月」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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