二十軒茶屋(読み)にじっけんぢゃや

精選版 日本国語大辞典 「二十軒茶屋」の意味・読み・例文・類語

にじっけん‐ぢゃや【二十軒茶屋】

  1. 江戸中期、浅草寺境内仲見世のはずれから仁王門まで続いていた茶屋総称。はじめは三六軒あったところから三十六歌仙にちなみ歌仙茶屋とも呼ばれたが、享保一七一六‐三六)頃には二〇軒に減じた。御福の茶屋。呉服茶屋。二十軒
    1. [初出の実例]「二十軒茶やへ立よりさらば一ッぷくいたそうかと」(出典:洒落本・松登妓話(1800)発端)

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