二木島浦(読み)にぎしまうら

日本歴史地名大系 「二木島浦」の解説

二木島浦
にぎしまうら

[現在地名]熊野市二木島町

二木島里(にぎしまさと)浦の西に続き、二木島湾北西端に位置し、村の中央を逢(あい)川が流れ二木島湾に注ぐ。「紀伊続風土記」は「家の軒下皆船を繋くへし(中略)村民漁事を専とす、漁船九十余艘あり、書紀に所謂荒坂の津といふは此湊をいふなるへし、村名旧は二喜嶋と書き、又二鬼島とも書けり」と記す。浦の南東四町に小名新田(しんでん)があり、南東八町に外洋に面して小名大浜(おおはま)がある。

慶長六年(一六〇一)の検地帳(徳川林政史蔵)に二木島里・甫母(ほぼ)両浦を含めて二喜嶋(にぎしま)村として把握されている。近世初期の家数五八(「新宮藩御勘定方旧記」和歌山県史近世史料編)。木本組に属する。寛文八年(一六六八)には二木島浦の新田畑に対して検地が行われている(「木本組二木島浦新田畑改帳」徳川林政史蔵)。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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