二極真空管(読み)ニキョクシンクウカン

デジタル大辞泉 「二極真空管」の意味・読み・例文・類語

にきょく‐しんくうかん〔‐シンクウクワン〕【二極真空管】

陰極にあたるフィラメントと、陽極にあたる金属板(プレート)とを封入した真空管交流直流に変える整流器検波器使用

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精選版 日本国語大辞典 「二極真空管」の意味・読み・例文・類語

にきょく‐しんくうかん ‥シンクウクヮン【二極真空管】

〘名〙 陰極にあたるフィラメントと陽極にあたるプレートを封入した真空管。陽極が正電位のときだけ陰極から熱電子が放出されて電流が流れるので、整流検波に用いる。

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世界大百科事典(旧版)内の二極真空管の言及

【フレミング】より

…一方,1882年からロンドンのエジソン電灯会社などの技術コンサルタントを務め,アメリカにエジソンを訪ねた後,89年にエジソン効果(熱電子放出現象)の研究を行った。99年からは新興の無線電信会社マルコーニ社の技術コンサルタントになり,受信機の改良を手がける中で再びエジソン効果を取り上げ,1904年に整流作用をもつ二極真空管を発明した。その後は電気工学の教育に取り組み,29年にはナイトの称号を与えられた。…

※「二極真空管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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