二階回(読み)にかいまわし

精選版 日本国語大辞典 「二階回」の意味・読み・例文・類語

にかい‐まわし‥まはし【二階回】

  1. 〘 名詞 〙 江戸東京遊里で、妓楼二階に勤め、座敷や道具類一切を取り扱う役の者。多くは中年すぎの女だが、吉原では男子も勤めた。まわしかた。
    1. [初出の実例]「ソレ今夜百疋出しての、是を二階(ニカイ)廻しと河岸番割振て、御壱人前(めへ)龍蔵づつとおめにかけるは」(出典洒落本・船頭深話(1802)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む