申分(読み)モウシブン

デジタル大辞泉 「申分」の意味・読み・例文・類語

もうし‐ぶん〔まうし‐〕【申(し)分】

不満に思う点。非難すべき点。欠点。「申し分のない成果
物事を申し立てること。また、その内容。「妙な申し分ですが」
[類語]結構良いよろしい好ましい素晴らしい立派見事みごと上乗何より素敵すてき最高絶妙卓抜秀逸目覚ましい輝かしいたえなるえも言われぬ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「申分」の意味・読み・例文・類語

もうし‐ぶんまうし‥【申分】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事を申し出ること。申し立てること。また、その内容。主張申事
    1. [初出の実例]「平野社長松申分御返事有之、兼興曲事之段非一事之条、可有御改易也」(出典:言継卿記‐永祿一二年(1569)正月二一日)
  3. 不満に思うところ。非難すべき点。文句を言いたい点。欠点。
    1. [初出の実例]「身共こそ申分(マウシブン)があれ共堪忍いたいた」(出典:雲形本狂言・水掛聟(室町末‐近世初))

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