五十日鬘(読み)ゴジュウニチカズラ

デジタル大辞泉 「五十日鬘」の意味・読み・例文・類語

ごじゅうにち‐かずら〔ゴジフニチかづら〕【五十日×鬘】

《「ごじゅうにちかつら」とも》歌舞伎で、浪人病人盗賊などの役に用いる鬘。月代さかやきののびたもので、百日鬘よりは短いもの。

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精選版 日本国語大辞典 「五十日鬘」の意味・読み・例文・類語

ごじゅうにち‐かつらゴジフ‥【五十日鬘】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ごじゅうにちかづら」とも ) 歌舞伎の鬘の一つ月代(さかやき)少しのびた鬘で、百日鬘よりは短いもの。浪人、武者修行の侍、病人、罪人、非人、盗賊などに用いる。五十日
    1. [初出の実例]「御廚の七郎俊連、五十日鬘(ごじふニチカヅラ)大小、武者修行の形(なり)にて出る」(出典:歌舞伎・戻橋脊御摂(1813)四立)

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世界大百科事典(旧版)内の五十日鬘の言及

【歌舞伎】より

…時代物の盗賊役などに用いる。少し短いものに〈五十日鬘〉がある。 タテ立回り(殺陣)をいう。…

※「五十日鬘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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