五戸代官所跡(読み)ごのへだいかんしよあと

日本歴史地名大系 「五戸代官所跡」の解説

五戸代官所跡
ごのへだいかんしよあと

[現在地名]五戸町 館

五戸館跡の東に位置する。現五戸町役場所在地。代官所の開設年代は不明であるが、雑書の正保二年(一六四五)二月一日条に「田名部中 木村杢同所代官二人」とあって田名部たなぶ(現下北郡・むつ市)への見回りが記され、慶安元年(一六四八)五月一四日条には「五戸六戸東浦御代官接待孫兵ヘ、木村杢此両人今日被仰付」と記されている。参考諸家系図(岩手県盛岡市中央公民館蔵)によれば木村氏は藩政当初より五戸代官に任ぜられていたという。慶安御支配帳(岩手県史)に五戸代官として木村杢助・摂待忠兵衛がみえ、四千六八四石を所轄していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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