五瑞(読み)ごずい

精選版 日本国語大辞典 「五瑞」の意味・読み・例文・類語

ご‐ずい【五瑞】

〘名〙 五つのめでたいしるし。
① 釈迦誕生の七日後に現われたという五つの瑞相。〔過去現在因果経‐一〕
② 仏が法華経を説くときに現われたという五つの瑞相。
法華義疏(7C前)一「三現此方五事義同。今釈迦亦現此方五瑞也」
中国で、公・侯・伯・子・男の五等諸侯が持った瑞玉天子から封土とともに賜わり、諸侯が天子に謁見する時、その玉を天子に奉じ、還るとき、また天子から返付された。〔書経‐舜典〕
文人画で画く五種の題。葵・菖蒲・蓮・柘榴枇杷

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デジタル大辞泉 「五瑞」の意味・読み・例文・類語

ご‐ずい【五×瑞】

五つのめでたいしるし。五つの瑞相。
中国で、天子が公・侯・伯・子・男の五等の諸侯に賜った瑞玉。

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普及版 字通 「五瑞」の読み・字形・画数・意味

【五瑞】ごずい

天子が諸侯に頒つ瑞玉。

字通「五」の項目を見る

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