五部灌頂(読み)ごぶかんじょう

精選版 日本国語大辞典 「五部灌頂」の意味・読み・例文・類語

ごぶ‐かんじょう‥クヮンヂャウ【五部灌頂】

  1. 〘 名詞 〙 仏語密教で、灌頂のとき、五瓶(ごびょう)智水弟子の頂に灌(そそ)儀式で、五部は五仏五智を表わす五瓶をいう。この灌頂を受ければ、凡身のまま五智五仏果位に昇るという。また時として狭義には、金剛界五部(如来部・金剛部・蓮華部・宝部・羯磨(かつま)部)の灌頂をさす。
    1. [初出の実例]「五部灌頂(ごブクンヂャウ)誓水を灑ぎ、三密持念の印明を授けて」(出典源平盛衰記(14C前)四〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む