井上可安(読み)いのうえ よしやす

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上可安」の解説

井上可安 いのうえ-よしやす

1613-1698 江戸時代前期の砲術家
慶長18年生まれ。寛永13年南蛮櫟木(いちき)流の印可をうける。正保(しょうほ)2年虎渓永義(こけい-えいぎ)の推挙陸奥(むつ)仙台藩主伊達忠宗(ただむね)につかえる。藩の武器庫に蔵されていた仏狼機(フランキ)(大砲)8門を修理し,試射に成功。以後銃砲鋳造の総取締をつとめた。元禄(げんろく)11年7月24日死去。86歳。周防(すおう)(山口県)出身。通称は次郎右(左)衛門

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android