井上蘭台(読み)いのうえらんだい

精選版 日本国語大辞典 「井上蘭台」の意味・読み・例文・類語

いのうえ‐らんだい【井上蘭台】

  1. 江戸中期の儒学者。名は道熙(みちひろ)。字は叔、子叔。通称嘉膳。戯号玩世教主。甲府徳川家侍医井上通翁の三男昌平黌にはいり、林鳳岡(ほうこう)門下として林家員長をつとめ、のち岡山藩儒となった。折衷学を唱えて、古注疏の校刊に出精し、門人教導に多大の成果を挙げた。著に「蘭台先生遺稿」「小説白藤伝」など。宝永二~宝暦一一年(一七〇五‐六一

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上蘭台」の解説

井上蘭台 いのうえ-らんだい

1705-1761 江戸時代中期の儒者
宝永2年1月1日生まれ。井上四明の養父。林鳳岡(ほうこう)にまなび,林家の員長となる。元文5年備前岡山藩につかえる。折衷学の基礎をきずいた。宝暦11年11月27日死去。57歳。江戸出身。名は通煕。字(あざな)は叔,子叔。通称は嘉膳。別号に図南。著作に「馴象俗談」など,遺稿に「蘭台先生遺稿」。

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367日誕生日大事典 「井上蘭台」の解説

井上蘭台 (いのうえらんだい)

生年月日:1705年1月1日
江戸時代中期の漢学者;備前岡山藩士
1761年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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