井口新助(読み)いぐち しんすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井口新助」の解説

井口新助 いぐち-しんすけ

1837-1910 幕末-明治時代の商人
天保(てんぽう)8年生まれ。京都の高知藩御用達醤油(しょうゆ)商「近江(おうみ)屋」の主人坂本竜馬(りょうま)を寄宿させていたが,慶応3年竜馬は中岡慎太郎とともに見廻組に暗殺された。以後尊攘(そんじょう)派に肩入れし,鳥羽伏見戦いでは軍資金糧食を提供した。明治43年死去。74歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「井口新助」の解説

井口新助

没年:明治43(1910)
生年:天保8(1837)
幕末の京の町人。醤油店近江屋の主人。坂本竜馬に宿を貸す。慶応3年11月15日(1867年12月10日)京都見廻組が坂本竜馬,中岡慎太郎を襲撃したとき,これを土佐(高知)藩邸に通知した。以後も討幕派志士を援助

(井上勲)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android