日本歴史地名大系 「井土野上村」の解説 井土野上村いどのうえむら 群馬県:沼田市井土野上村[現在地名]沼田市井土上町(いどのうえまち)恩田(おんだ)村の北、利根川の左岸にあり、北西は政所(まんどころ)村(現利根郡月夜野町)、北から東は原(はら)村・大釜(おおがま)村・堀廻(ほりめぐり)村、南端を四釜(しかま)川が南西流し、同川を挟み下沼田(しもぬまた)村に対する。郷帳類では井土野上村と記されるが、東寄りの上井戸(うわいど)、西寄りの下井戸(したいど)の二つの集落に分れる。利根川の旧河川敷にあたり井戸が浅く、地名はこれに関連するものと思われる。寛文郷帳では高二七七石余、うち田方一二三石余・畑方一五三石余。寛文三年(一六六三)真田領村高書上控では高一千二四九石余で、うち二四九石余は家臣富沢外記の給地。貞享三年(一六八六)の検地帳(井土上町有文書)では高四九二石余、田方二九町一反余・畑方三八町九反余で家数七二。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by