井楼船(読み)セイロウブネ

デジタル大辞泉 「井楼船」の意味・読み・例文・類語

せいろう‐ぶね【井楼船/×棲楼船】

戦国時代軍船の一。大型船の胴の上に井楼を立て、そこから敵陣を偵察したり矢を放つようにしたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「井楼船」の意味・読み・例文・類語

せいろう‐ぶね【井楼船・棲楼船】

  1. 〘 名詞 〙 戦国時代の軍船の一つ。大型関船または四、五百石積以上の荷船の胴の間あたりに、防御力にすぐれた高い井楼を立て、その上から火砲、弓などの攻撃ができるように艤装したもので、敵船を見下して攻撃する長所をもつ。
    1. [初出の実例]「棲楼舟にて大利を得る事多し」(出典:全流舟軍之巻(1646))

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