精選版 日本国語大辞典 「交割・校割」の意味・読み・例文・類語
こう‐かつ カウ‥【交割・校割】
〘名〙
① 仏語。
(イ) (━する) 立会いの上で物を分割すること。特に、禅寺で住持または執務者がかわるとき、新旧が立会って公私のものを点検すること。また、それを記入した帳面。あるいは、各寮舎の什物を記録し、二か所に分けて保管し照合する物品目録とも。
(ロ) 「こうかつもの(交割物)」の略。
※史記抄(1477)三「校割なんどに什物と云も其心ぞ」
② (━する) 引き渡すこと。また、授受すること。
※江戸繁昌記(1832‐36)四「筭する所の費、槩ね四千金に当る。因て先づ其半を用て交割」
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