交子舗(読み)こうしほ(その他表記)jiao-zi-pu; chiao-tzü-p`u

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「交子舗」の意味・わかりやすい解説

交子舗
こうしほ
jiao-zi-pu; chiao-tzü-p`u

中国,宋代に四川地方で交子と呼ばれる手形を発行した金融業者の組合。四川は鉄銭の使用区域のため,銭の運搬が不便であったので,蜀の富商 16戸が組んで交子を発行した。交子舗は交子発行で得た金で有利な事業に投資し巨利を博したが,その後,経済を混乱に陥れた。宋朝はこの混乱を,益州に交子務を設け,交子発行を官営とすることによって乗切った。しばらくして益州交子務紙幣としての交子が発行された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む