交子舗(読み)こうしほ(英語表記)jiao-zi-pu; chiao-tzü-p`u

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「交子舗」の意味・わかりやすい解説

交子舗
こうしほ
jiao-zi-pu; chiao-tzü-p`u

中国,宋代に四川地方で交子と呼ばれる手形を発行した金融業者の組合。四川は鉄銭の使用区域のため,銭の運搬が不便であったので,蜀の富商 16戸が組んで交子を発行した。交子舗は交子発行で得た金で有利な事業に投資し巨利を博したが,その後,経済を混乱に陥れた。宋朝はこの混乱を,益州に交子務を設け,交子発行を官営とすることによって乗切った。しばらくして益州交子務紙幣としての交子が発行された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

山川 世界史小辞典 改訂新版 「交子舗」の解説

交子舗(こうしほ)

交子(こうし)

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android