京都七口(読み)きょうとななくち

百科事典マイペディア 「京都七口」の意味・わかりやすい解説

京都七口【きょうとななくち】

中・近世京都市中洛中)と市外(洛外)を結んだ街道出入口総称で,京の七口ともいう。元来,七口は特定されたものではなく,多数の出入口を象徴的に表現したものであったが,近世になると次第に固定していき,1703年の《京都覚書》は,七条口・千本口・大原口・粟田口・五条口・竹田口・東寺口を七口としている。いずれも古代以来の主要な街道の出入口であり,中世には率分(そつぶん)関が設置されたところが多い。→関所
→関連項目嘉吉の土一揆

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