人丸(読み)ヒトマル

精選版 日本国語大辞典 「人丸」の意味・読み・例文・類語

ひとまる【人丸】

  1. [ 1 ]かきのもとのひとまろ(柿本人麻呂)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 [ 一 ]の作という目覚ましの歌によるまじない。「ほのぼのとあかしのうらあさぎりにしまがくれゆく舟をしぞ思ふ」の歌の上の句を唱えて寝ると、朝早く目覚めるという俗信があり、目覚めてから下の句を唱えるという習慣があった。
    1. [初出の実例]「人丸を枕時計に奥でする」(出典:雑俳・柳多留‐二九(1800))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む