滋賀(読み)シガ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

滋賀
しが

滋賀県南部、大津市北郊の一地区。旧滋賀村。古くは志賀とも書いた。667年(天智天皇6)から672年(天武天皇1)の間、大津宮が置かれた地とも推され、滋賀百穴古墳群、崇福寺(すうふくじ)(し)など考古学的遺跡も多い。山中越えで京都と結ばれる交通上の要地でもあった。「楽浪(ささなみ)」の枕詞(まくらことば)で歌に詠まれることが多く、柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)の「楽浪の志賀の大曲淀(おおわだよど)むとも……」(『万葉集』巻3)や「さざなみの志賀の都は荒れにしを……」(『千載集』)がよく知られる。現在は保養地や住宅地となっている。国道161号が通じ、京阪電鉄滋賀里駅などがある。[高橋誠一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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