人手町(読み)ひとでまち

日本歴史地名大系 「人手町」の解説

人手町
ひとでまち

[現在地名]結城市結城 人手町

小塙こばな町の西に位置し、南には堀跡とみられる遺構がある。慶長一二年(一六〇七)成立の結城家之記(松平基則氏旧蔵)に「関東下総国結城郡、鎌倉之征夷大将軍源頼朝公以前ハ、簗・一手両人郡司として所知也」とあり、この地一帯を本拠とする郡司的な豪族が存在したのであろうか。大永六年(一五二六)の多賀谷家植宛行状写(常総文書)には「人手之内古島分宛行候」とあり、弘治二年(一五五六)の「結城氏新法度」では、「ひとて」を結城城下の六ヵ町のうちの一つとしてあげているので、古くから町場として繁栄していたことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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