デジタル大辞泉 「人臭い」の意味・読み・例文・類語 ひと‐くさ・い【人臭い】 [形][文]ひとくさ・し[ク]1 人間のにおいがする。人のいる気配がする。「むうっと―・いにおいが鼻を打った」〈水上・大阪の宿〉2 人間らしい。「人を―・いとも思わぬような、自暴自棄すてばちな気性」〈近松秋江・別れたる妻に送る手紙〉[類語]人気ひとけ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「人臭い」の意味・読み・例文・類語 ひと‐くさ・い【人臭】 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]ひとくさ・し 〘 形容詞ク活用 〙① 人間のにおいがする。人のいそうなけはいがする。人間臭い。[初出の実例]「あら人くさやな」(出典:虎明本狂言・朝比奈(室町末‐近世初))② 人間らしい。また、なま身の人間ということが強く感じられる。[初出の実例]「人を人臭いとも思はぬやうな自暴自棄な気性」(出典:別れた妻に送る手紙(1910)〈近松秋江〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例