仁礼景範(読み)ニレ カゲノリ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「仁礼景範」の解説

仁礼 景範
ニレ カゲノリ


肩書
海相

別名
通称=平輔 源之丞

生年月日
天保2年2月24日(1831年)

出生地
薩摩国鹿児島郡荒国村(鹿児島県)

経歴
安政6年誠忠組に参加、尊攘運動に投じた。文久3年薩英戦争でスイカ売りの決死隊に加わった。慶応3年米国留学、明治4年兵部省に入り、7年海軍大佐。10年西南の役には長崎臨時海軍事務局長官、13年少将、17年軍務局長、子爵。18年伊藤博文に従い清国訪問、同年中将。22年横須賀鎮守府司令長官、24年海大校長、25年第2次伊藤内閣の海相を歴任。26年予備役に編入され枢密顧問官となり、30年議定官。西郷従道川村純義とともに海軍三元勲といわれた。

没年月日
明治33年11月22日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「仁礼景範」の解説

仁礼景範 にれ-かげのり

1831-1900 幕末-明治時代武士,軍人
天保(てんぽう)2年2月24日生まれ。薩摩(さつま)鹿児島藩士。慶応3年アメリカに留学。海軍にはいり,明治18年海軍中将。25年第2次伊藤内閣の海相。枢密顧問官。明治33年11月22日死去。70歳。通称は平輔,源之丞。姓は「にれい」ともよむ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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