今市船着場跡(読み)いまいちふなつきばあと

日本歴史地名大系 「今市船着場跡」の解説

今市船着場跡
いまいちふなつきばあと

[現在地名]益田市乙吉町

益田市の水運の拠点として機能した港の様子を今に伝える遺跡。画聖雪舟が晩年を過ごしたとの伝承をもつ東光とうこう寺跡に建てられた大喜たいき庵や雪舟記念館などのある丘陵の麓を流れる乙吉おとよし川が、国道九号と交差する手前右側に、荷揚げ用の船が出入りする通路を切込んだ古い石垣が約三〇メートルにわたって残る。付近には舟引ふなひき・潮入しおいりなどの地名が残り、川沿いの家並にも古い町の面影が見られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む