今金町(読み)いまかねちよう

日本歴史地名大系 「今金町」の解説

今金町
いまかねちよう

面積:五六八・一四平方キロ

昭和二二年(一九四七)瀬棚せたな利別としべつ村が改称し町制を施行して成立。檜山支庁管内の北東部に位置し、西は北檜山町、北は後志支庁島牧しままき郡島牧村、東は渡島支庁山越やまこし長万部おしやまんべ町、南は同郡八雲やくも町に接する。後志利別川中・上流域に発展した町で、北部は山岳地帯、南部は平野を形成。森林と原野が町域の八割を占める。町名は中心部を開拓した今村藤次郎・金森石郎の姓から採ったという(今金町史)。中央部を北檜山から長万部町字国縫くんぬいに至る国道二三〇号(今金国道)が横断する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「今金町」の意味・わかりやすい解説

今金〔町〕
いまかね

北海道西部,渡島半島基部にある町。 1947年利別 (としべつ) 村を改称して町制。町名は開拓功労者の今村藤次郎,金森石郎の両人にちなむ。 1891年頃から入植者が増加し,利別川河谷を中心に農業発達米作を中心に野菜,工芸作物の栽培や畜産が行われ,大サイロや省力化された飼育室を備える今金高原模範牧場がある。牛乳工場や缶詰工場が立地し,豊富な森林資源を背景として家具,木材,木製品,パルプ製造なども行われる。ピリカ遺跡史跡に指定。国道 230号線が通る。面積 568.25km2。人口 5072(2020)。

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