今魚店町（読み）いまうおのたなまち

日本歴史地名大系 「今魚店町」の解説

今魚店町
いまうおのたなまち

[現在地名]萩市大字今魚店町

樽屋（たるや）町の北に接する町。北西は菊（きく）ヶ浜に面する。

町名の由来を「萩諸町之旧記草案」は次のように記す。

＜資料は省略されています＞

今魚店町は城下町のうちでも他の地区と異なり壮大な町屋敷が多かった。享保の初め町年寄の上に町大年寄が設けられた時、当町の深野清兵衛と近藤惣左衛門が隔年に大年寄を勤めた（萩諸町之旧記草案）。この深野氏・近藤氏の先祖は萩城築城の際堀内から移ってきた土豪で両家は江戸時代中期町大年寄を独占世襲し、「深野様には及びもないが、せめてなりたや殿様に」と俚謡にも歌われた。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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