仏木坂(読み)ぶつきざか

日本歴史地名大系 「仏木坂」の解説

仏木坂
ぶつきざか

[現在地名]苓北町志岐

本渡ほんど市・五和いつわ町・苓北町の境界に近い茶屋ちやや峠を苓北町側へ下ったところにある。仏木坂を越える道は中世以来の古い道で、志岐氏の本砥ほんど島進出の道であった。天正一七年(一五八九)天草合戦のとき、本渡城(現本渡市)にいた木山弾正惟久は志岐しき城に立籠る志岐麟泉を援助すべく志岐城に向かったが、途中仏木坂で加藤清正と一騎打となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android