デジタル大辞泉 「他し」の意味・読み・例文・類語 あだし【▽他し/▽異し】 [語素]《「あたし」とも》名詞の上に付いて、他の、よその、違っている、の意を表す。「逢ひがたき君に逢へる夜ほととぎす―時ゆは今こそ鳴かめ」〈万・一九四七〉[補説]一説に、シク活用形容詞ともされるが、「あだしく」「あだしき」などの確例はなく、「あだし妻」「あだし国人」など、他の名詞と合して用いられる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例