他出(読み)タシュツ

精選版 日本国語大辞典 「他出」の意味・読み・例文・類語

た‐しゅつ【他出】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 過失を犯して出奔すること。
    1. [初出の実例]「義虎被聞召、久屋へ御尋候、誠申誤候哉、他出被申候由候也」(出典上井覚兼日記‐天正二年(1574)一一月二〇日)
  3. よそへ出かけること。外出。他行(たぎょう)。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「一夜のたしゅつも留守居へ断り帳に付く」(出典:浄瑠璃・心中天の網島(1720)上)
    2. [その他の文献]〔酉陽雑俎続集‐金剛経鳩異〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「他出」の読み・字形・画数・意味

【他出】たしゆつ

外出。

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