仗旗(読み)ジョウキ

デジタル大辞泉 「仗旗」の意味・読み・例文・類語

じょう‐き〔ヂヤウ‐〕【×仗旗】

元日や即位などの儀式大極殿または紫宸殿ししんでん庭上に立てた旗。日像幢にちぞうとう・月像幢・四神旗など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仗旗」の意味・読み・例文・類語

じょう‐きヂャウ‥【仗旗】

  1. 〘 名詞 〙 威儀をただすための旗。奈良・平安時代、朝廷で元日、即位等の儀式に大極殿(後には紫宸殿)の庭上にたてたもの。烏形幢(うぎょうとう)・名銅烏幢・日像幢・月像幢・朱雀旗・青龍旗・白虎旗玄武旗・龍像纛幡(りゅうじょうとうばん)・熊形纛幡・鷲像纛幡・虎像纛幡・兕像纛幡・鷹形幡・熊形幡・万歳旗等がある。
    1. [初出の実例]「古の時凡元日又は御位に即かせたまふ時建てられし仗旗」(出典:本朝軍器考(1722)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android