付合せる(読み)ツケアワセル

デジタル大辞泉 「付合せる」の意味・読み・例文・類語

つけ‐あわ・せる〔‐あはせる〕【付(け)合(わ)せる】

[動サ下一][文]つけあは・す[サ下二]
あるものに取り添える。添えあしらう。「ステーキポテトを―・せる」
二つのものをひきくらべてその間の異同を調べる。つきあわせる。「ゲラ原稿とを―・せる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「付合せる」の意味・読み・例文・類語

つけ‐あわ・せる‥あはせる【付合】

  1. 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]つけあは・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙
  2. 二つ以上のものを寄せて離れないように合わせる。くっつける。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 関係のあるものを添えあしらう。他のものを並べ加える。配合する。配置する。特に料理で、主となる魚・肉などに、味や香り、栄養などのバランスがよくなるよう、野菜などを添える。
  4. 二つのものをひきくらべその間の異同をしらべる。つきあわせる。
  5. 連俳で、前の句に付けて次の句をよむ。
    1. [初出の実例]「松浦が御息女を盗み、飛鳥井の君などをうばい取たる心ばへも、つくし人のよそほひに便て付合せたるは、船の茶の湯を打たる響なり」(出典:俳諧・聞書七日草(1716‐36頃))
  6. 取引市場で取引所の会員が、売注文と買注文を組み合わせて取引所を通さず、店頭売買を成立させる。〔大坂繁花風土記(1814)〕

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