付火(読み)ツケビ

デジタル大辞泉 「付火」の意味・読み・例文・類語

つけ‐び【付(け)火】

建物などに故意に火をつけること。また、それによって起こる火事放火
[類語]放火火付け

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「付火」の意味・読み・例文・類語

つけ‐び【付火】

  1. 〘 名詞 〙 故意に火を付けること。また、それによって起こった火事。放火。火付け。
    1. [初出の実例]「或説付火云々」(出典:看聞御記‐応永三一年(1424)八月一一日)
    2. 「放火(ツケビ)か、賊か、二つの内!」(出典多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)

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普及版 字通 「付火」の読み・字形・画数・意味

【付火】ふか

焼却する。

字通「付」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の付火の言及

【放火】より

…【勝俣 鎮夫】
[近世]
 戦国時代には焼打,自焼が頻繁に行われたが,太平の世に移るとこれらはごくまれになった。江戸時代,放火は火付(ひつけ)あるいは付火(つけび)と称し,重大な犯罪の一つとされていた。消防力の未発達な当時にあって,いったん火災が発生すれば,ことに都市においては甚大な被害がもたらされたから,失火・放火の防止は社会的な課題であった。…

※「付火」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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