仲宗根村(読み)なかずにむら

日本歴史地名大系 「仲宗根村」の解説

仲宗根村
なかずにむら

[現在地名]沖縄市仲宗根町なかそねちよう胡屋ごや一丁目・室川むろかわ一―二丁目・中央ちゆうおう三丁目・住吉すみよし二丁目

安慶田あぎだ村の西、石灰岩丘陵(ムルガーバンタ)一帯にある。南西胡屋ぐや村とともに胡屋・仲宗根と併称された。中宗根村とも記される。越来ぐいーく間切に属する。絵図郷村帳には「中ぞね村」、琉球国高究帳には「中そね村」と記され、琉球国高究帳では胡屋村と併記され一括して扱われ、高頭三九五石余、うち田二二六石余(三三石余は永代荒地)・畑一五九石余。里積記によれば田畑とも中の村位である。脇地頭は置かれていない(琉球藩雑記)。これは当村に地頭代のオエカ地(役地)が置かれていたためであり、越来間切の地頭代は仲宗根大屋子(親雲上)を名乗る(琉球国由来記)

仲宗根村
なはじゆにむら

[現在地名]今帰仁村仲宗根なかそね渡喜仁ときじん

謝名じやな村の東、大井おおい川の下流域に位置し、南は玉城たもーし村。方音ではナハジュニあるいはナカジュニと発音する。また当地はウプンジャー(またはプンジャー)ともよばれている。ウプンジャーは大きな川を意味し、大井川にちなんだ地名である。琉球国高究帳に「中そね村」とみえ、高頭三七一石余(うち田一二二石余・畠二四九石余)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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