任脈(読み)ニンミャク

デジタル大辞泉 「任脈」の意味・読み・例文・類語

にん‐みゃく【任脈】

漢方経絡の一。奇経八脈に属し、会陰えいん部より起こり体の前面に出て腹・胸部の正中を上行し唇に至る。任脈すじ

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精選版 日本国語大辞典 「任脈」の意味・読み・例文・類語

にん‐みゃく【任脈】

  1. 〘 名詞 〙 漢方医学で、経絡(けいらく)一つ会陰部より起こって、まっすぐに臍を通り、上行して胸骨にそってのどを通り唇に至る。これに二、三の経穴(けいけつ)がある。にんみゃくすじ。
    1. [初出の実例]「目は働けど息切(いきぎれ)に、にんみゃく絶ゆる両眼より、涙斗を暇乞」(出典浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)下)
    2. [その他の文献]〔黄帝内経素問‐上古天真論〕

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