任脈(読み)ニンミャク

デジタル大辞泉 「任脈」の意味・読み・例文・類語

にん‐みゃく【任脈】

漢方経絡の一。奇経八脈に属し、会陰えいん部より起こり体の前面に出て腹・胸部の正中を上行し唇に至る。任脈すじ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「任脈」の意味・読み・例文・類語

にん‐みゃく【任脈】

〘名〙 漢方医学で、経絡(けいらく)一つ会陰部より起こって、まっすぐに臍を通り、上行して胸骨にそってのどを通り唇に至る。これに二、三の経穴(けいけつ)がある。にんみゃくすじ。
浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)下「目は働けど息切(いきぎれ)に、にんみゃく絶ゆる両眼より、涙斗を暇乞」 〔黄帝内経素問‐上古天真論〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android