…この半済権が本来は守護の権限であったことや,惣国組織の活躍が主として検断の面で目だつことから,国一揆は南山城における守護の権限を国持ちにしようとしたものと考えられている。 室町幕府は,このような守護権を排除し国持体制を維持しようとする動向を承認することはできず,はやくも86年3月には伊勢貞陸を山城国守護職に任命した。しかし,貞陸は南山城に入部することができなかったため,同年5月には山城国を将軍の直轄地として,代官に伊勢貞陸をあてようとしたが,これも失敗した。…
※「伊勢貞陸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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