伊呂波茶屋(読み)イロハヂャヤ

デジタル大辞泉 「伊呂波茶屋」の意味・読み・例文・類語

いろは‐ぢゃや【×伊呂波茶屋】

江戸時代、大坂道頓堀に、48軒あった芝居茶屋
江戸時代、江戸谷中感応寺門前にあった私娼街。47軒あったからとも、いろはの文字のれんに染め出したからともいう。

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精選版 日本国語大辞典 「伊呂波茶屋」の意味・読み・例文・類語

いろは‐ぢゃや【以呂波茶屋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代、大坂道頓堀にあった芝居茶屋。四八軒あったことによる名。いろは。
    1. [初出の実例]「『ヤアそんならばいろはぢゃ屋か』『イエイエ太左衛門橋筋に』」(出典:浄瑠璃・心中重井筒(1707)上)
  3. 江戸谷中(やなか)、感応寺前にあった岡場所。「いろは」の字がのれんに染め出してあったところから、また店が四七軒あったところからなど諸説ある。いろは。
    1. [初出の実例]「たちよりてはの字で休めいろは茶屋」(出典:雑俳・もみぢ笠(1702))

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