伊方村
いかたむら
[現在地名]伯方町伊方
伯方島西部にある。大三島に向かって突出する沖浦山・瀬山の二つの半島からなる。大三島との間の幅三〇〇メートル、長さ三キロ余のくの字形に曲がった水道が鼻栗瀬戸で、急潮流で知られる。東と南は奥山で北浦・叶浦に接している。村中に花崗岩を産し、明治初年頃には近国へ移出した。
慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)の越智郡の項に「伊方村 日損所、野山有、柴林少有」とみえ、村高は一四〇石五斗一升四合である。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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