伊福寺跡(読み)いふくじあと

日本歴史地名大系 「伊福寺跡」の解説

伊福寺跡
いふくじあと

[現在地名]大和高田市本郷町

本郷ほんごう町と高田城跡との間に所在した寺。跡地に位置する八幡神社はその鎮守として寺域内に祀られたもの。中世には平田ひらた荘内にあり奈良興福寺の末寺。当寺関係の遺物には、現奈良県新庄町南道穂みなみみつほにある法林ほうりん寺本尊として現存する丈六の阿弥陀如来、五條市火打ひうち町の棚本家所蔵の大般若経六〇〇巻(鎌倉時代)がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android