伊豆群発地震(読み)いずぐんぱつじしん

知恵蔵 「伊豆群発地震」の解説

伊豆群発地震

1978年以来、伊豆半島東方沖で繰り返し発生する群発地震。主な活動域は静岡県伊東市川奈崎の沖合。海底下のマグマ活動に関連すると考えられている。低周波地震(ゆっくり地震)が頻繁に発生した時は、海底噴火に注意する必要がある。活動のたびに伊東市は隆起し、78年以来の総隆起量は50cm以上に達する。近年では、98年4月にあった。地震回数は44日間で1万1000回を超え、有感地震が211回観測された。

(阿部勝征 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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