伊賀和志天満宮(読み)いかわしてんまんぐう

日本歴史地名大系 「伊賀和志天満宮」の解説

伊賀和志天満宮
いかわしてんまんぐう

[現在地名]作木村伊賀和志 上原

ごうの川北側の山際鎮座祭神は菅原道真の霊。旧村社。「国郡志下調書出帳」によれば、伊賀和志村が河淵かわぶち村と称した時(一説には応永二五年)亀石かめいし山の枇杷槙に光るものがあり石見国邑智おうち郡の神職に占わせたところ、当村氏神として垂迹した天神と称したので、この地に社殿建立。伊賀和志・大津おおつ森山もりやま三ヵ村の氏神としたという。しかし文亀年中(一五〇一―〇四)祭礼後に争論が生じ、その席で八人が殺害されたため、森山村は分離して別に天神宮を建立したとも伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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