伏拝(読み)フクハイ

デジタル大辞泉 「伏拝」の意味・読み・例文・類語

ふく‐はい【伏拝】

[名](スル)ひれ伏して拝むこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「伏拝」の意味・読み・例文・類語

ふし‐おがみ ‥をがみ【伏拝】

〘名〙
① 平伏して拝むこと。
② 遠く離れたところから神社を拝礼すること。遙拝すること。また、そのために設けた所。神社の入り口などに横木をわたし、不浄の者の内へはいるのを防ぎ、そこから社殿を拝むようにした所。
永昌記‐嘉承元年(1106)一二月一六日「関白右大臣殿令春日社給〈略〉於八幡伏拝下御」

ふし‐おが・む ‥をがむ【伏拝】

〘他マ五(四)〙
① 平伏して拝む。
※竹取(9C末‐10C初)「むすめを我にたべとふしおがみ手をすりの給へど」
② 遠く離れたところからはるかに拝む。遙拝する。
平治(1220頃か)上「北野の方をふしおがませ給ひて」

ふく‐はい【伏拝】

〘名〙 伏しおがむこと。ひれ伏しておがむこと。ふしおがみ。
※武蔵坊弁慶之由来(1562頃か)「小社を建立し、伏拝をなし、此国をぞ出にけり」 〔後漢書‐南匈奴伝〕

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普及版 字通 「伏拝」の読み・字形・画数・意味

【伏拝】ふくはい

ひれ伏す。

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