伏陰(読み)ふくいん

精選版 日本国語大辞典 「伏陰」の意味・読み・例文・類語

ふく‐いん【伏陰】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 夏季、陰気がこもったままであること。寒い夏の様子をいう。
    1. [初出の実例]「穀価連年敵荊珍、又逢伏陰降」(出典:篁園全集(1844)三・雨雹行)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐昭公四年〕
  3. 陰気が体内に滞ること。
    1. [初出の実例]「夏は伏陰(フクイン)とて陰気かくれて腹中にある故、食物の消化する事おそし」(出典:養生訓(1713)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「伏陰」の読み・字形・画数・意味

【伏陰】ふくいん

夏の陰気。

字通「伏」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む