会稽の恥(読み)カイケイノハジ

デジタル大辞泉 「会稽の恥」の意味・読み・例文・類語

かいけい‐の‐はじ〔クワイケイ‐はぢ〕【会稽の恥】

中国春秋時代、越王勾践が呉王夫差と戦って、会稽山で囲まれ、負けて辱めを受けたという「史記」越世家の故事から》敗戦恥辱。以前に受けたひどい恥。「会稽の恥をすすぐ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「会稽の恥」の意味・読み・例文・類語

かいけい【会稽】 の 恥(はじ)

  1. ( 中国で春秋時代、越王勾践(こうせん)呉王夫差(ふさ)戦い会稽山で包囲され、屈辱的な講和を結んだ故事から ) 敗戦の恥辱。他人から受けるひどい恥辱。会稽。
    1. [初出の実例]「公私全命廻計於外者、蓋会稽之恥哉」(出典吾妻鏡‐治承四年(1180)八月二四日)
    2. [その他の文献]〔史記‐越世家〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android