デジタル大辞泉
「伝法会」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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でんぼう‐えデンボフヱ【伝法会】
- 〘 名詞 〙 仏語。空海の真言宗に許された年分度者三人(金剛頂業・胎蔵業・声明業の三業をそれぞれ行なうもの)の定めにのっとり、令法久住のため、毎年春秋の二回、東寺・高野山・根来寺の諸大寺で開かれた、真言宗の依用(えよう)する経・律・論・疏の講演の法会。
- [初出の実例]「天平勝宝八年三月五日はしめて伝法会を此寺に行ふ」(出典:観智院本三宝絵(984)下)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の伝法会の言及
【寺事】より
…また反面,多宗派に共通の法要形式を同一の目的で勤修する場合でも,行事の名称は必ずしも同一とはならない。たとえば,僧侶の学識試第を目的として竪義論義を勤修する場合,行事の名称を華厳宗では方広会(ほごえ),法相宗では慈恩会(じおんね),天台宗では法華大会(ほつけだいえ),真言宗豊山派では伝法大会(でんぼうだいえ)(伝法会)と称する類である。
[寺事の規模と法要のかたち]
寺事催行の規模はさまざまである。…
※「伝法会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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