低徊趣味(読み)ていかいしゅみ

精選版 日本国語大辞典 「低徊趣味」の意味・読み・例文・類語

ていかい‐しゅみテイクヮイ‥【低徊趣味・彽徊趣味】

  1. 〘 名詞 〙 世俗雑事からのがれ、余裕ある態度気分で人生を傍観者的立場からながめ味わい、東洋的な詩的境地にひたろうとする態度。夏目漱石が「草枕」や高浜虚子の「鶏頭」の序文で示した文学観で、直接人情の世界に生きるのではなく、現実暗さやわずらわしさをのがれて情趣感覚の世界に遊ぶところに文学の救いがあるという考え方。

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